フランスは住みやすい。

フランスで働く女のクッソ真面目なブログです。 DELFB2目指しているのでありまする。夢は50平米くらいのアパート購入して犬と🐕🐩暮らしたい。

みんなも気をつけて。スリの現行犯

昨日、仲良しの同僚とパリで美味しい串カツを食べに行く途中、

 

ピンク色が目印の4番線(Métro 4)サンミッシェル駅( Saint Michel)でのほんの数十秒の出来事。

 

4番線の特にサンミッシェルの駅はいつもたくさんの人、人、人。

改札の扉を出ようとした瞬間、腰のあたりに変な違和感が。

 

最初、急いでいる人が後ろから私のことをせかしているのかと思った瞬間、

あっ、左のポケットに手を入れられた!

 

と瞬間的に思った。

右のポケットにすでに手を入れられていたけれど、その時はせかされているのかと思って、ちょっとイラっとしていたら。

 

瞬間的に背負っていたリュックを確認。

 

よかった!

リュック、開けられてなかった。

 

その瞬間、女性が私に英語で声をかけた。

Your phone!

とだけ聞こえて、左のポケットにiphoneを入れていたことを思い出し、

 

あ!取られた!

と気づいた瞬間、その男はスッとエスカレーターを登っていってしまった。

 

 

エスカレーターに逃げ込みどんどん私から離れて行く男を見ながら体も動かず、

もう、おしまいか。。。

と途方にくれそうになった瞬間、その男の後ろにいた男性が男の首を腕で締め

観念しろとばかりに捕まえると

男は私の携帯を高さ5メートルほどの距離からエスカレーターの下の方に投げた。

 

 

 

あ、私の携帯が宙を舞っている。。

 

誰かキャッチして!

 

と強く願っていたら、下にいた人がキャッチ。

 

あの距離で地面に落ちていたら確実に画面も割れてた。

 

 

パニックで、気が付いた時は

女性が私の携帯を持っていて、その携帯を私が取ろうとしたら

 

NO!

 

といって、その携帯を受け取ることができなかった。

 

女性は、

Calm dawn! 

I'm a police.

 

と何度もいい、腰の後ろに持っているピストルと警察のIDを見せてくれたけれど

私とその同僚はパニックで、私はひたすら

 

I can't belive you!

I can't belive you!

 

と叫び、

もはやこの女性もスリの仲間なのではないかと思った

同僚と私。

 

同僚はその女性の胸ぐらを掴むと、その女性はガチギレ!

あんたも牢屋にぶち込むぞ!

とすごい剣幕で言っていると、もう1人の男性の警察官が来て

同じように、腰についている拳銃と警察のIDを見せてくれた。

 

2人とも同じ警察カードを持っていることに

偽物じゃないのかもと思い始め

少し安心して来た。

 

落ち着いて来たら、やっとフランス語で話せて

Mais pour quoi je peux pas recevoir mon telephone?

どうして携帯電話を私は受け取れないんですか?って聞いた。

 

警察官2人は、調書を書くから少し待ってて。

普通なら、このまま警察署に行って2時間、3時間事情聴取するんだけど

あなたたちも急いでいるでしょ。

 

と行って、日本でいう緑の窓口で、調書を書いていた。

 

パスポートは持ってる?

と聞かれたので、

フランスで働いてるから、滞在許可証持ってるよ

 

と言って渡すと、

 

あぁ〜じゃあ私たちフランス語で話せるわね!

と言って、そこからは和やかな雰囲気だった。

 

 

本当に何かに守られてると思ったこの出来事。

 

実は、数日前にNAVIGO(パリの決められた区間内ならメトロ、バス乗り放題の定期券のようなもの)をなくしていて、

同僚とも話していたけれど、それは、注意しなさいよ!って意味だったのに気がつかなかったからだよ、絶対!

それでも、守ってくれてたんだねって。

 

最近暖かくなったから、上着を変えたんだけど、その上着のポケットのボタンが両方とも壊れていて、かなり無防備な状態だったにも関わらず、

激務の仕事で疲れていて注意が行き届いていなかったんですね。

 

スリからしたら、鴨がきた!しめしめ。

って感じでしたね。

 

 

本当に奇跡。

警察官4人くらいかな?

4番線はスリが本当に多いから、張ってたんだって。

 

2年前に4ヶ月だけこの駅周辺に住んでいて毎日使っていたけれど、スリに遭うことはなくって。

 

でも前にリュックを開けられた時も疲れていた時。

その時は、背中に変な振動があったから振り向くと、あと一歩のところで

財布を取られるところだった。

何れにしても疲れ切って注意力が散漫になってた時。

 

 

パリに住んで長いからと言って

油断してはなりませんね。

 

皆さんもお気を付けください!

 

以上!